寝かしつけに苦労したことから生まれたセンターファスナー
2011年春、息子が6ヶ月になった頃、添い乳でしか寝付けない習慣がついてしまっていました。この習慣を脱するため、抱っこをしてゆらゆら揺らしながら寝かしつけを始めたのですが、寝付くまでに短くても30分、長い時には1時間近くもの抱っこが続き、数日で腰を痛めてしまいました。
出来るだけ楽に抱っこをするには、やっぱり抱っこひもを使いたい。でも、従来の抱っこひもだと抱っこひもから降ろす時に赤ちゃんの体勢を大きく変えてしまうため、どうしても起きてしまう。そしてまた最初からやり直し…。
そこで考えたのが、センターファスナーでした。あ、ココにファスナーが付いていれば…と、抱っこをしながら連日イメージをまとめました。そして、息子が寝ている間にミシンに向かうこと6か月、ファスナーの長さや付ける位置など何度も何度も試作を重ね、ついにオリジナルの抱っこひもが完成しました。
様々な抱っこひもを試してみて…
これまでいくつの抱っこひもを試しただろう…。最初の抱っこひもは、知人から譲り受けた肩と腰で支えるタイプのものでした。抱っこひもはこういうものだと深く考えもせずに受け入れていましたが、使っていくうちに普段のお出かけにはかさ張るのが難点だなぁと気づくようになりました。もっとコンパクトなものはないのかと、スリングやベビーラップも試しましたが、赤ちゃんが小さいうちはスリングや肩だけで支えるタイプの抱っこひもでも乗り切れても、約7kg(4~5ヶ月頃)を境に腰での支えが無いと肩が重さに耐えられなくなってきたのです。 その後も数えきれないほどの抱っこひもやスリング、ベビーラップなどを試してみましたが、すべての月齢をカバーする万能な抱っこひもは無い!ということが分かりました。
日本人ママの体型に合わせたコンパクトなつくり
現在、世間で主流となっている抱っこひもは、肩ひもや腰ベルト部分に十分なウレタンや綿を詰めて、重さの負担を軽減しようとする設計になっているものが多いです。ただそのぶん、抱っこひもを折りたたむこともできないくらいかさ張る上、華奢な日本人ママには不釣り合いなほどの装備になっていると考えました。そこでママイトの抱っこひもは、肩ひもや腰ベルト部分には必要以上の分厚いウレタンや綿を入れることをせず、軽くクッションになる程度の適度なキルト芯を入れることにしました。これによって軽くてコンパクトなつくりとなって、持ち運びにも便利になりました。
赤ちゃんの重さを軽減するためには、腰ベルトの折り返しを赤ちゃんが包み込まれるように設計したのに加え、赤ちゃんがママに密着することで、重さを感じにくくする工夫がなされています。
下から引き上げるファスナーだからこそスムーズに!
通常、世の中のファスナーは上から下に引きおろして開きますが、ママイトの抱っこひものセンターファスナーは持ち手のスライダーを〝下から引きあげる“ように取り付けてあります。なぜでしょうか?それは、赤ちゃんをベッドやチャイルドシートなどに降ろす時はおしりから降ろしますよね。ファスナーを開けながら赤ちゃんの頭を支え、お尻から降ろすことで安全にかつスムーズ降ろせるようにこのような取り付け方になっているのです。
これからもたくさんの抱っこ王子、抱っこ姫たちのために、お役にたてることを心から願っています。そして何より、ママが笑顔で過ごせるために。
ママイト抱っこひも
¥ 18,480(税込)
※表示価格は希望小売価格(本体価格・税込)です。
適用サイズ
ウエスト周り 55cm〜100cm
抱っこされるお子さん
抱っこされるお子さん
首がすわった乳幼児(約4か月)から
・対面抱っこ :24か月(13kg)まで
・前向き抱っこ:24か月(13kg)まで
・おんぶ :36か月(15kg)まで
素材
・本体生地:綿100%
・中綿:ポリエステル100%ドミット芯
・ファスナー:ポリアセタール樹脂(本体+タブ)、ポリエステル100%(テープ部)
・ウエストベルト:ポリプロピレン100%
・ベルト結束用ゴム:レーヨン80%、 生ゴム20%
・バックル類:ポリアセタール樹脂
・バックル着脱防止ゴム:ポリエステル100%
・セーフティボタン:アコヤ貝
・フード用スナップボタン:ニッケル
・フード生地:綿100%
生産地:日本